老若男女が方言の魅力伝える 知名町で島唄・島ムニ大会

2023年02月20日

地域

伝統芸能「イシシハカマ」を披露する上城小の児童=18日、知名町

知名町の第25回島唄・島ムニ大会(町教育委員会主催)は18日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。町内の老若男女13団体・個人がシマムニ(沖永良部島方言)に関する作文発表やシマムニでの寸劇、島唄を披露し、島の伝統文化や方言の魅力を伝えた。

 

大会は前田悠羽さん(知名中2年)の作文朗読「しまむにを受け継いでいく」で開幕。前田さんは家族での方言継承の取り組みを紹介し、「この島の自然の美しさと同じく、何十年先も島の人たちとシマムニで話していきたい」などと魅力を訴えた。

 

住吉小学校放課後子ども三味線コースは島唄「永良部百合の花」などを演奏。下平川小学校3年生は寸劇「ブレーメンの音楽隊」をシマムニで演じた。大山澄夫さんはシマムニで昔の自身の経験談などを語った。

 

上城小学校児童は伝統芸能「イシシハカマ」の踊りと演奏を元気よく発表。芦清良老人会「清寿会」はテレビ時代劇「水戸黄門」の主題歌「ああ人生に涙あり」のシマムニ替え歌と曲に合わせた踊りを披露したほか、寸劇で会場を沸かせた。

 

大会に先立ち、2022年度知名の子表彰があり、学芸、読書、体育など6部門で小、中学生28人を表彰した。