里アンナさんの島唄ライブも 明治150年記念イベント 鹿児島市

2018年05月27日

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明治150年記念のステージライブに出演した里アンナさん=26日、鹿児島市の県総合体育館

明治150年記念のステージライブに出演した里アンナさん=26日、鹿児島市の県総合体育館

 明治150年を記念したイベントが26日、鹿児島市の県総合体育館であった。奄美市笠利町出身の歌手里アンナさん(38)の島唄ライブもあり、節目の年を祝った。

 

 雨のため市街地でのパレードを中止し、規模を縮小した。ステージライブのオープニングは明治維新の中心になった「薩長土肥」の鹿児島、山口、高知、佐賀の県警音楽隊が勢ぞろい。維新ゆかりの曲を合同で演奏した。

 

 里さんは大河ドラマ「西郷(せご)どん」で愛加那の義姉・里千代金を演じている。ライブでは出演時のエピソードを交え、西郷隆盛と愛加那との結婚を祝う場面で歌った「朝花節」など6曲を披露した。

 

 祖父に島唄を習った子どものころの思い出を「奄美の人にとって島唄は教訓歌。歌詞の意味を聞き、いろいろなことを教わった」と懐かしそうに話した。西郷どんのオープニングテーマ曲をアカペラで歌うと、ひときわ大きな拍手が送られた。

 

 ドラマのファンという鹿児島市の小学5年、寺村星南さん(11)は「里さんの裏声を家でもまねて歌っている。生の声はとてもきれい」と喜んでいた。