金属片などの回収物公開 喜界町
2018年10月20日
地域
喜界町で戦時中の不発弾が原因とみられる爆発から一夜明けた19日、奄美署喜界幹部派出所は現場から回収した金属片2個を報道関係者に公開した。不発弾以外の爆発物の可能性も含め、自衛隊の不発弾処理隊が26日に現地入りして本格的に調査する。
爆発は18日午後2時10分ごろ、同町湾の67歳男性方敷地内で発生。男性が所有する木造平屋の倉庫の屋根や壁などが爆風で吹き飛ばされたほか、倉庫隣の土地に深さ約3㍍、直径約9㍍の穴が開いた。
喜界幹部派出所が公開した金属片は、大きなもので長さ約55㌢、幅25㌢、厚さ0・8㍉。田島憲一郎所長によると、爆破事故の直後に現場で発見し、2次被害の可能性があると判断して回収したという。
町側は、原因が分かるまで現場周囲をバリケードなどで封鎖。安全確保のため現場に立ち入らないよう住民に防災無線などで呼び掛けている。