青空の下、笑顔で初泳ぎ スギラビーチで海開き 喜界町

2024年04月29日

地域

歓声を上げて海遊びを楽しむ子どもたち=28日、喜界町中里

喜界町の海開きが28日、同町中里のスギラビーチであった。町や教育、観光などの関係者ら約20人が参加し海の安全を祈願。天候に恵まれ、多くの家族連れが来訪した。子どもたちは少し冷たい海水に声を上げながらも待望の海遊びに大はしゃぎ。青空の下、元気な声が海辺に響き渡った。

 

喜界島観光物産協会が主催。神事に続き喜界消防分署の署員らが子どもたちへ海遊びの注意点を説明した。地元のダンス教室「喜界島うるまエイサー」と「アヌエヌエフラダンス教室」のステージ発表もあり、多くの保護者がカメラを手に、家族や友人に声援を贈った。

 

ビーチでは大きめのボードの上に立ち、パドルをこぎながら波乗りしたり海の上の移動を楽しむスタンド・アップ・パドル(SUP)の体験や、地元産の黒糖を使用したぜんざいの振る舞いも。ビーチに隣接するグラウンド・ゴルフ(GG)場ではGG大会があり、人々はにぎやかにゴールデンウイークの一日を楽しんだ。

 

母親と共にビーチを訪れた早町小学校6年の有馬慶郷君(11)は、この日が3度目のSUP体験。「波に乗ってこぐのが楽しい。きれいで穏やかな喜界の海が好き。今年の夏は家族や友達と海でたくさん泳ぎたい」と笑顔で話した。同協会の上園田慶太会長は「きれいなだけではない、海の危険さもしっかり理解しながら楽しんでほしい」と語った。