100人雇用、16年稼働へ/日本マルコ社長が説明会来島

2014年10月24日

地域

事業所開設に向けて企業説明会を開いた日本マルコの小板橋博行社長=23日、伊仙町

事業所開設に向けて企業説明会を開いた日本マルコの小板橋博行社長=23日、伊仙町

  伊仙町に事業所の開設を予定している航空・宇宙関連電子機器メーカー日本マルコ㈱(本社・神奈川県横浜市)の小板橋博行社長(67)が23日、徳之島入りし、町関係者らを対象に企業説明会を開いた。計画ではパートを含め100人規模の雇用を見込み、2016年4月の稼働を目指す。小板橋社長は「地元の若い人を育て、地域振興につなげたい」と述べた。

 同社は1978年創業。航空機や人工衛星で使われるコネクタなどの製造、販売を手掛ける。グループ全体で従業員約250人。資本金1億2千万円、年商30億円。
 伊仙町での事業所開設は業務拡張に伴うもので、奄美群島では08年の与論町に続いて2カ所目。町側の誘致の働き掛けを受けて進出を決めた。町は糸木名地区の民有地5千平方㍍を買い上げ、15年度に鉄骨造平屋建て1200平方㍍の工場を建設。同社に有償で貸与する。総事業費は4億1100万円。