3年ぶりに小湊港祭り 舟こぎ大会で盛り上がる 31チームが白熱レースを展開 奄美市名瀬

2022年07月11日

地域

接戦となった一般男子の舟こぎ競争一回戦=10日、奄美市名瀬

奄美市名瀬の小湊町内会(栄嘉弘会長)主催の「小湊港祭り」が10日、小湊漁港であった。メインプログラムの舟こぎ大会では、出場者が白熱したレースを展開。一般の部は丸潮漕友会、女子の部はむかいクリニックが優勝を飾った。

 

祭りは豊漁や五穀豊穣(ほうじょう)祈願、地域活性化のために開催している同集落の恒例行事。毎年旧暦の5月5日に近い日曜日に開催していたが、新型コロナウイルスの影響で2年間中止された。

 

今年は一般の部に24チーム、女子の部に7チームがエントリー。観客の応援を受け、力強いかいさばきでゴールまでの速さを競った。

 

栄会長は「小湊集落といえば舟こぎ。子どもたちに伝統行事を受け継ぐためにも開催できてよかった。今回を契機に島内各地の大会が盛り上がれば」と話した。

 

同集落在住の濱畑秋則さん(67)は「(開催を)待ちに待っていた。集落ににぎわいが戻ったのが何よりうれしい」と笑顔を見せた。

 

大会前には奄美看護福祉専門学校の学生がエイサーを披露。小湊子供会によるソーラン節の発表もあり、会場を盛り上げた。

 

大会上位の結果は次の通り。

【一般】▽順位 ①丸潮漕友会1分42秒50②戸口行盛会1分45秒51③丸潮漕友会NEXT1分48秒94

 

【女子】▽順位 ①むかいクリニック2分11秒66②第7たんかん丸2分15秒13③島田組2分31秒31