35団体3千人が八月踊り―奄美まつり
2019年08月04日
地域
第56回奄美まつり(同協賛会主催)の八月踊りが3日夜、奄美市名瀬の支庁通りから屋仁川通りにかけた目抜き通りであった。参加者は各地で円陣をつくり、個性あふれるシマ(集落)の踊りに熱狂した。今年も町内会や郷友会など35団体約3200人が参加した。
午後8時、そろいの浴衣や法被を着た男女がチヂン(太鼓)のリズムに合わせて唄掛けを始めた。やがて夜が更け、酒量が増えるにつれ、唄や踊りもヒートアップ。合間にハナ(寄付金や焼酎)が披露されるとひときわ大きな歓声に包まれた。
龍郷町赤尾木集落は30年ほど前に郷友会が解散して以降、集落として今年初参加した。渡美範区長(64)は「名瀬在住の出身者とのつながりを再確認する機会になった。ありがたい」と話した。