キビ搬入量2万4395㌧ 豊作予想も台風で平年並み 与論島製糖

2019年04月08日

社会・経済 

2018~19年期のキビ搬入を終えた与論島製糖与論事業所=4日、与論町

2018~19年期のキビ搬入を終えた与論島製糖与論事業所=4日、与論町

 与論島製糖㈱(松下豊代表取締役社長)与論事業所は6日、2018~19年期の原料サトウキビ搬入を終了した。搬入量は前期より671㌧多い2万4395㌧。当初は豊作が予想されたが、昨年9月末に襲来した台風24号の影響でほぼ平年並みとなった。

 

 今期は前期と同じ12月15日に操業開始。2年連続で年内にスタートしたが、主に2月は雨の日が多く、搬入完了は前期より12日遅れた。製糖日数は114日間。

 

 10㌃当たり収量(単収)は前期比6%増の5・936㌧。平均甘しゃ糖度は13・45度(前期比0・32度アップ)。収穫面積は411㌶(同11㌶減)。機械収穫率は72・8%(同6・3アップ)だった。

 

 同事業所の光富広次長は「当初は単収も6・5㌧以上を見込んだが、台風24号の影響が大きかった。工場への搬入は悪天候で2月は収穫が思うように進まなかった半面、12月、1月は順調だった。結果的には2年連続の年内操業が奏功し、大きな遅れにはならなかった」と話した。