タンカン詰め放題も 鹿児島市で特産品フェア JAあまみ
2019年02月19日
社会・経済
【鹿児島総局】JAあまみが取り扱う旬の地場産青果物をそろえた「あまみ春の特産品フェア」が16、17の両日、鹿児島市のおいどん市場与次郎館であった。タンカン、バレイショなど奄美群島で栽培が盛んな果物や野菜を用意。奄美の春の味覚を味わおうと、多くの人々が訪れてにぎわった。
奄美産の青果物を県本土でも広くPRしようと、エース果樹タンカンの収穫期に合わせて毎年2月に実施しており13回目。奄美大島産のタンカン、喜界島産のトマトとブロッコリー、徳之島と沖永良部島産のバレイショ、与論島産のニガウリ(ゴーヤ)が並んだ。
メインのタンカンは、昨年より1・5トン多い5トンを用意。JAあまみ経済課の豊昭仁課長は「昨年の台風24号の影響で全体的な収穫量は伸びなかったが、本土のファンの期待に応えるため確保した」。袋詰め放題のコーナーも設けられるなど人気で、2日間で完売した。
初めて訪れたという鹿児島市の神崎史子さん(39)は「タンカンは屋久島のイメージがあったが、奄美産もすごくおいしいと聞いた。食べるのが楽しみ」と話し、笑顔を見せた。
他の青果物の販売コーナーも好評で、豊課長は「フェアのリピーターも多く、定着しているようだ」と話し、奄美ファンの増加にも期待した。