パッション収穫開始 瀬戸内町

2019年05月25日

社会・経済 

紅色に熟したパッションフルーツを収穫する園主の義永さん(左)ら=24日、瀬戸内町阿木名

紅色に熟したパッションフルーツを収穫する園主の義永さん(左)ら=24日、瀬戸内町阿木名

 瀬戸内町を代表する特産果樹・パッションフルーツの収穫式が24日、同町阿木名のビニールハウスであった。瀬戸内パッションブランド産地協議会(宮原仲清会長)などが主催。県指定の「かごしまブランド団体」認定書授与式もあり、生産者や行政関係者は品質向上と生産拡大を誓い合った。

 

 町農林課によると、今期の栽培面積は3㌶。生産量は前期比10㌧増の45㌧、販売額は同1600万円増の4800万円を見込んでいる。

 

 収穫式には生産者や町、県大島支庁の担当者など約50人が出席。宮原会長は「今後も知名度や品質の向上に一丸となって取り組んでいきたい」とあいさつした。関係者が見守る中、宮原会長や鎌田愛人町長、会場となったビニールハウス園主の義永歩さん(37)らが紅色に熟した果実を収穫した。

 

 同町では2016年度に産地協議会が設立され、現在31人の生産者が会員として果実生産に取り組んでいる。6年連続で「かごしま農林水産物認証制度」(K―GAP)の認証を受けているほか、4月15日には県を代表する農産物として指定される「かごしまブランド団体」にパッションフルーツとしては初めて認証された。