台風接近にやきもき 小学校運動会
2018年09月28日
社会・経済
沖永良部島、与論島の各小学校では30日に計画していた運動会を決行するか、延期するかの判断に思いあぐねている。多くの学校が29日午後か、30日朝に最終的な判断を下す方向だ。与論町の茶花小は27日までに10月6日への延期を決めた。
和泊、知名、与論3町の各小学校によると、日程方針を29日午後に決めるのは和泊の全4校と住吉小(知名)の計5校。30日朝に決めるのは知名町の知名、下平川、田皆、上城の4校と与論町の与論、那間の2校。
各小学校の校長や教頭からは「児童の頑張りを多くの人に見てほしいので、できれば保護者や地域住民が参加しやすい日曜日に予定通りやりたい」「校区と合同の運動会なので簡単には決められない」といった声が聞かれた。
「台風情報を発表する機関によって速度や進路予報にばらつきがあり判断が難しい」「考えたくはないが校区内で万一の災害が起きた場合のことも想定しないといけない。ぎりぎりまで情報を精査した上で判断したい」との声も聞かれた。
茶花小は10月最初の土曜日への延期。同校は「今回の台風は規模が強いため、仮に当日強風域を抜けたとしても運動会ができない状況もあり得る。土曜日なら比較的保護者も参加しやすいという意見が多く、気持ちよく仕切り直し、しっかりした準備をしようとの思いから早めに決断した」とした。
知名町の小学校に子どもを通わせる40代女性は「船も欠航が続いているのでお弁当の準備が心配。早く決めてもらった方が親としては助かる」と話した。