和牛共進会キャラのデザインと名称決定
2020年08月29日
社会・経済
2022年に鹿児島県で開催される第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会に関連し、県が県民から募っていたマスコットキャラクターのデザインと名称がこのほど決定した。デザインは鹿屋市の本村未希さん(34)の作品、名称は長島町の濵島にいなさん(12)=鷹巣中1年=考案の「かごうしママ」を採用した。
デザイン募集には293点の応募があり、今年5月に本村さんの作品を選出した。続けてデザインにふさわしい名称を募集したところ、2010点の応募が寄せられ「かごうしママ」の名称が複数あったことから、抽選を行って濵島さんを当選者とした。
鹿児島市の県庁で28日、表彰式があり、塩田康一知事が本村さんと濵島さんに表彰状と副賞の鹿児島黒牛の肉1㌔㌘を贈呈した。
鹿屋市の福祉施設に通う本村さんは、イラストやデザインが趣味で「自分のキャラクターが大会を盛り上げて、鹿児島県の牛が良い成績を得られることを期待したい」と話した。
名称を考案した濵島さんは「エプロンを付けた姿から、郷土料理が得意な黒牛のお母さんをイメージした。選ばれてうれしい」と感想を語った。
全国和牛能力共進会は、全国持ち回りで5年に1度開かれる品評会で、別名「和牛のオリンピック」とも呼ばれる。鹿児島県は2017年に宮城県で開かれた第11回大会で団体表彰1席を獲得しており、22年の鹿児島県大会での連覇を目指している。