奄美産アイス、ローソンで販売へ 瀬戸内町のカスターノ
2021年01月20日
社会・経済
瀬戸内町でアイスクリームを製造するCASTANO(カスターノ、保田大介代表取締役)は26日から、コンビニエンスストア、ローソンの九州エリア(一部店舗除く)で奄美の黒糖などを使ったアイスクリーム4種類を発売する。保田代表取締役は「奄美の特産品を使った商品をコンビニで発売するのを目標にしていたのでうれしい。奄美の味を多くの人に楽しんでもらいたい」と語っている。
カスターノは、瀬戸内町古仁屋で1995年頃から「奄美のジェラート屋さん」としてスタート。2014年に保田代表取締役が引き継ぎ、屋号をカスターノに変更。同時に奄美の黒砂糖や天然水など地元食材にこだわった「奄美の天然水チョコ」「喜界島の白ごまジェラート」など6種類の商品を開発した。現在は8種類のアイスがあり、ローソンでは「奄美黒糖」「奄美塩」「宇検村たまごバニラ」「島ざらめしおキャラメル」の4種類を発売する。
コンビニでの発売につながったのは昨年10月末。福岡県でカスターノの製品を目にしたローソンの担当者から依頼があり、商品の選定や打ち合わせを重ねて準備した。保田代表取締役は「将来は全国のコンビニなどでも販売したいが、一定温度で商品を輸送する難しさや送料などの課題がある。奄美の特産品の新たなジャンルとして開拓できれば」と話した。
カスターノの商品は瀬戸内町古仁屋のフラワーショップたしろ、海の駅のレストランや龍郷町のビッグⅡ、奄美空港ブルースカイなどのほか、同社の通信販売サイトhttps://www.amami-tashiro.com/でも購入できる。問い合わせは電話・ファクス0997(76)3530カスターノへ。
【写真説明】ヨコ
ローソンで発売されるカップアイスを手に持つ保田代表取締役(右)と妻の真弓さん=13日、瀬戸内町古仁屋