歴史と伝統、誇りを胸に 白百合会、最後の総会 奄美高校など女性同窓会

2024年05月20日

社会・経済 

出席者全員で輪を作り、八月踊りで盛り上がる総会参加者=19日、奄美市名瀬のAiAiひろば

奄美市名瀬の県立奄美高校と、その前身(名瀬実科高等女学校、奄美高等女学校、大島女子高校、大島実業高校)の女性卒業生で組織する「白百合会同窓会」(重照美会長)の総会・懇親会が19日、同市名瀬のAiAiひろばであった。約5年ぶりの開催となったが、会員数の減少や高齢化で活動継続が困難となり、白百合会としての総会は今回が最後。懇親会には奄美高校郷土芸能部の生徒らも加わり、約120人が参加。最後は八月踊りと六調で、同会の歴史に幕を下ろした。

 

同窓会の会員対象となる女性卒業生は、多い時期には年200人に達した。総会も全国から約400人が集まり盛大に行っていた。近年は新規会員となる女性卒業生が減り、個人情報保護で卒業生の連絡先の把握、名簿作成も難しくなっていた。コロナ禍で総会の中止期間が続き、健康上の理由などで役員の後継者も見つからない状態となっていた。

 

有志による実行委員会で協議した結果、白百合会単独での活動維持は困難と判断。前身を含む奄高の卒業生全体で構成される「配田ケ丘同窓会」(屋村賢良会長)内の1部会として、会計、監査など運営を合同で行うことで、役員の負担軽減、効率化を図ることとした。名称は「白百合部会」と改め、今後は単独での総会や懇親会開催は行わず、配田ケ丘同窓会への参加となる。

 

総会では、白百合会の最後の会長となった重照美さんへ花束が、参加者最高齢の中宮美枝子さん(96)へ記念品が贈られた。中宮さんは「寂しいけれど、きょうは参加できて良かった」と笑顔で話した。