甘~いタンカンに行列 大和市(神奈川県)でPR販売 大和村

2025年02月17日

社会・経済 

旬のタンカンを求める市民らでにぎわった大和村のPR即売会=15日、神奈川県大和市(提供写真)

大和村は15日、「大和」つながりで交流が続く神奈川県大和市で同村産のタンカンを即売するイベントを開いた。タンカンの産地として知られる同村福元地区で採れた1トンのタンカンとともに、世界自然遺産登録などで注目される奄美大島の観光などをPRした。

 

大和村は、毎年この時期に大和市の大和駅前で開催される「古民具骨董市」に合わせてタンカンの即売会を実施している。今回用意したタンカンは1トンと過去最多。湯湾岳の麓の標高約300メートルに位置する福元地区は寒暖差があり、タンカンの糖度も高くなり人気だ。

 

伊集院幼村長ほか役場職員が駅前広場のテント下でタンカンを並べると、市民らの長蛇の列。5キロの箱入りを合計15箱も大量に買っていく市民の姿もあった。

 

横須賀市から来たという佐野貢一さん(70)夫婦は5キロを購入。「息子の友人が奄美大島に移住し、タンカンを贈ってくれてそのおいしさを知ったのがきっかけ。毎年この時期を楽しみにしていて購入できて良かった」と笑顔で話していた。

 

今回は大和村観光大使の指宿桃子さんと武成実さんによる奄美島唄デュオ「すもも」が会場に設置された舞台に出演。「国直よね姉」や「行きゅんにゃ加那」「ワイド節」などを歌い、来場者と一緒になって盛り上がっていた。指宿さんは「爽やかな島の風を感じてもらえたらうれしい」と話していた。