すももフェスタにぎわう 大和村
2019年06月18日
社会・経済
奄美プラム(スモモ)の産地・大和村は16日、同村大棚の農林水産物加工施設・まほろば館で「すももフェスタ」を開いた。旬を迎えたスモモの果実やソフトクリームなどの加工品販売、農業体験があった。この日は梅雨の晴れ間が広がり、村内外から家族連れなどが訪れてにぎわった。
フェスタは村の特産品PRを目的に、2016年に始まった。悪天候で中止となった昨年を挟み、今年で3回目。村担当者によると、今期産のスモモは昨年の台風24号や暖冬の影響で、前期実績55㌧を大幅に下回る約40㌧を見込む。
伊集院幼村長は「スモモを味わい、観光も楽しんで大和村のファンになっていただき、村の魅力を発信してほしい」とあいさつした。
販売ブースでは来場者が長蛇の列をつくり、スモモ果実約400㌔が約1時間で完売となった。音楽ライブや地場産野菜販売、カンパチなどの解体ショーもあった。
奄美市名瀬から自転車で訪れたという進保宏さん(51)、由美さん(52)夫妻は「天気がよく、気持ちよくツーリングできた。運動後のソフトクリームは最高。果実は家でゆっくり味わいたい」と話した。