キャッシュレス普及へ 奄美大島で実証事業

2018年10月11日

社会・経済 

指先をかざすだけでクーポン券などが利用できる「タッチ&ペイ」=10日、奄美市名瀬の奄美博物館

指先をかざすだけでクーポン券などが利用できる「タッチ&ペイ」=10日、奄美市名瀬の奄美博物館

 指紋情報とクレジットカード情報などをひも付ける「Touch&Pay(タッチアンドペイ)」の登録受け付けが、9月25日から奄美市と龍郷町で本格的に始まった。現金を持ち歩かなくても支払いができる「キャッシュレスシステム」の普及が目的。事務局の㈱南西テレワークセンター(奄美市名瀬)は「今後店側の導入も支援し、キャッシュレス化を島全体で進める。世界的流れに乗って訪日外国人の消費拡大を狙いたい」と語った。

 

 キャッシュレスシステムは中国や北欧などで普及が進んでおり、訪日観光客の誘致とインバウンド増に向けて国内の環境整備が課題となっている。奄美大島での実証事業は経産省が全国で進める「IoT活用おもてなし実証事業」の一環。

 

 タッチアンドペイは㈱LIQUID(リキッド、東京都千代田区)が開発した。利用者は指紋情報とクレジットカード情報などを登録することで、対応する店舗やホテルでの決済、クーポン券の利用、チェックインなどが指をかざすだけで可能となる。

 

 指紋登録は奄美空港内の観光案内所、奄美市名瀬のAiAiひろば、奄美博物館、奄美海洋展示館、同市住用町のマングローブパークと、龍郷町の大島紬村、町りゅうがく館の計7カ所でできる。

 

 実証事業の期間は2018年1月~19年2月。期間中は体験キャンペーンとして、指情報の登録者全員に奄美博物館、奄美海洋展示館、マングローブパーク、大島紬村で利用できる入場無料チケット3枚がプレゼントされる。利用条件は18歳以上で、スマートフォンを持っていること。

 

 同事務局はシステム普及のための協力店も募集している。設置した店舗は期間中、指認証の端末利用料やクレジットカードの決済手数料が免除される。南西テレワークセンターの南郷仁志取締役は「クレジットカード未対応のお店にもぜひ検討してもらいたい」と話した。

 

 問い合わせは電話080(8366)6184南郷さん。