中央駅で「こだわりの逸品フェア」 鹿児島市

2019年11月30日

社会・経済 

多くの買い物客が地場産品を買い求めた「こだわりの逸品フェア」=29日、鹿児島中央駅アミュ広場

多くの買い物客が地場産品を買い求めた「こだわりの逸品フェア」=29日、鹿児島中央駅アミュ広場

 奄美群島と種子・屋久地方の農産物や加工品をそろえた「商工会こだわりの逸品フェア」(県商工会連合会主催)が29日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前アミュ広場で始まった。奄美の22社を含め36社が参加。期間は12月1日までの3日間で、初日から中央駅の利用者らが多数訪れた。

 

催しは今年で6年目。昨年までは「まるごと特産品フェア」と銘打って行っていた。県内を▽薩摩半島エリア▽大隅半島と姶良、霧島エリア▽奄美・熊毛エリア―に分けて特産品を紹介する。

 

 オープニングセレモニーでは、県商工会の理事も務める保岡広和宇検村商工会会長が「フェアをきっかけにして多くの県民に創意工夫の成果である特産品を知っていただきたい」とあいさつ。各ブースには黒糖焼酎や特産果樹を活用した加工品が並び、買い物客の目を引いた。

 

 今年初めて出店した合同会社「喜界島結い」は特産の白ゴマやソラマメ、島ミカンの加工品などを用意。体岡広美代表は「喜界島の特産品を広くPRするチャンス。地域の情報発信にもつながれば」と話した。

 

 黒糖やパッションフルーツジュースを購入した鹿児島市の70代女性は「奄美には行ったことはないが、主人の知人から黒糖焼酎をよく頂くので身近な存在でもある。(加工品も)素朴な味がして、おいしい」と語った。