債権の半分以上不良化

2014年06月28日

社会・経済 

 瀬戸内町漁業協同組合(茂野拓真組合長、生組合員135人、准組合員108人)の第61回通常総会が27日、瀬戸内町古仁屋の同漁協会議室であり、2013年度事業報告や財務状況などの10議案を承認した。13年度は販売事業や漁業自営事業などが前年度実績を上回ったことなどから、単年度で2675万9千円の黒字を計上。一方、監査報告では「各種未収金などの債権1億1700万円の半分以上に当たる6700万円が不良債権化しており、今後の漁協経営に支障を来たす恐れもある」として、減額に向け組合員の協力を求めた。
 13年度決算は事業総利益9814万6千円、経常利益3700万円、当期未処理剰余金4053万5千円。漁業自営事業では、特定区画漁業権でマダイ・シマアジ稚魚の育成と販売を実施し、取扱高は前年度比14%増。一方、販売事業の総生産高は、数量が前年比約80㌧減の965㌧、金額が約1億7千万円減の6億1687万円にとどまった。