出荷停滞のマンゴー販売 島内消費で生産者支援 行列ができるほどの盛況 徳之島

2023年08月05日

社会・経済 

100人以上が順番待ちしてにぎわった徳之島町の販売会場=4日、徳之島町役場

徳之島3町は4日、台風6号の影響による船便欠航で島外への出荷が滞っているマンゴーなど地場産果樹の臨時販売会を、各役場で開催した。島内消費を進め生産者を支援するのが狙い。通常の半額程度と割安なこともあり、各会場には地元の旬の味覚を求める買い物客が多数訪れた。

 

徳之島産のマンゴーは収穫のピークを迎えているが、台風5、6号の影響で7月25日以降、船便の欠航が断続的に続き、島外への出荷が止まっている。収穫されたマンゴーは島内の冷蔵施設などに一時保管されているが、受け入れにも限界があることから、各町とJAあまみ徳之島事業本部が協力し販売会を開いた。

 

販売会には3町計16生産者と同本部が出店。島外に出荷できないマンゴーやドラゴンフルーツなどを販売した。午前11時半の販売開始予定だった徳之島町役場では、開場前から100人以上の待ち行列ができるほどの盛況。町職員らが急きょ整理券を配布するなど対応に追われた。

 

マンゴーは通常4千円の品が2千円など割安で販売。徳之島町役場でマンゴーを8千円分購入した70代女性=同町亀徳=は「とてもいい買い物ができた。食べきれない分は皮をむいて冷凍しておけばいつでも食べられる。ジャムやゼリーも作る予定」と話した。

 

生産者の内山敏宗さん(77)は「マンゴー栽培を始めて15年以上だが、これほど長く船が止まったのは初めて。予約を受けている分のマンゴーをしっかり発送できるかが今一番の心配」と不安げな表情。「台風はどうしようもないので、できるだけ早い船便再開を祈りたい」と語った。