地域の経済循環拠点に コワーキング施設開設 瀬戸内町

2022年03月07日

社会・経済 

瀬戸内町にオープンした「すこやか福祉センターHUB」=1日、瀬戸内町古仁屋

瀬戸内町古仁屋の同町役場敷地内に2月25日、体験型コワーキング施設「すこやか福祉センターHUB」がオープンした。3月1日からは奄美大島在住者の一般利用が開始。町担当者は「事業者同士の交流により新しい仕事が生まれ、地域の経済を循環する拠点地として活用できれば」と話している。

 

コワーキングとは、2000年代半ばから米国を中心として普及している共同利用型の仕事環境。新型コロナウイルスの影響で働き方が多様化する中、同施設ではリモートワークやオンライン会議などに利用できるスペースを提供する。

 

施設開設には町が20年度の臨時交付金を活用し、BLUE School Design株式会社(河本雄太代表)に運営を委託。島内外の施設利用者と地域をつなぐ場として、新たな事業の創出や地域活性化を図る。

 

施設は地域の福祉センターとして使われていた建物の2階部分をリニューアルし運用。大人数の会議用スペースや個人で利用できるプライベートブース、テラス席などが整備されており、高速インターネットやプリンターなども利用できる。年中無休。

 

河本代表は「新たな出会いやビジネスチャンスを得られる場所にしていきたい。島外から一時利用した人も瀬戸内町につながりをつくってもらえれば」と話した。

 

同施設では事業者・個人の会員登録を受け付けている。問い合わせ先は電子メール(info@sukoyaka-welfare-hub.com)すこやか福祉センターHUB。