大島紬、初の5千反割れ/16年産実績

2016年12月30日

社会・経済 

 奄美市の本場奄美大島紬協同組合(山田伸一郎理事長)は29日までに、本場奄美大島紬の2016年生産実績をまとめた。検査反数は4732反で前年比374反減。減産率は7・32%にとどまったものの、奄美群島の日本復帰(1953年)以降では初の5千反割れとなった。生産額は3億8554万1千円(前年比3850万4千円減)だった。同組合は「締め機職人の高齢化が顕著。後継者育成が危急の課題だ」としている。