大島紬姿で仕事始め 奄美大島信金で今年も

2019年01月05日

社会・経済 

本場奄美大島紬姿で接客に当たる女性職員=4日、奄美市名瀬

本場奄美大島紬姿で接客に当たる女性職員=4日、奄美市名瀬

  奄美市名瀬の奄美大島信用金庫(築愛三理事長)の本店は仕事始めの4日、職員らが伝統織物の本場奄美大島紬を着て業務に当たった。窓口を訪れた来店客は「晴れやかな気持ちになっていいですね」と笑顔を浮かべた。

 

 地場産業の活性化やPRを目的に1992年に始まった恒例の取り組み。今年で28年目。本店、本部の女性職員6人がそれぞれ紬姿で出勤し、店内は普段とは一味違う改まった雰囲気に包まれた。

 

 1階の営業部で窓口を担当した大城真弓さん(33)は、年末に新調した紬に初めて袖を通した。「大島紬を着る機会が増えることで地域に貢献できる。子どもの卒業式や入学式に着て、将来は娘に引き継ぎたい」と話した。