大阪・名古屋地区旅行AGTを招待 奄美大島

2019年06月27日

社会・経済 

地元観光事業所職員らが各観光施設の魅力をPRした施設PR会=25日、奄美市

地元観光事業所職員らが各観光施設の魅力をPRした施設PR会=25日、奄美市

 県大阪観光連絡協議会と県名古屋観光連絡協議会の大阪・名古屋地区旅行エージェント招待事業は25日から奄美市で始まった。初日は同市のホテルで施設PR会があり、両地区の旅行代理店関係者12人を招き、地元観光事業所職員ら14組が各施設の魅力をPRした。

 

 同事業は関西、中京地区発の旅行商品造成を促進しようと、1989年から県内各地を回って開催。奄美大島では3年ぶりで、招待された旅行代理店関係者は27日まで滞在。島内の観光施設を視察するほか、地元観光関係者と交流する。

 

 施設PR会は地元観光事業所側が旅行代理店ブースを巡る形式。地元事業所は、各ブース約4分の制限時間内にパンフレットなどを使い、施設概要や各種サービスなどについて説明した。

 

 水中観光船を運航する㈱カケロマリゾート(瀬戸内町)の飯干勝次さん(46)は「大島海峡のサンゴはもちろんだが、海上で見られるクジラやイルカの魅力もアピールできた。興味を持っていただけたと思う」と手応え十分の様子だった。

 

 1泊2日の奄美大島旅行商品を販売するクラブツーリズム㈱関西国内旅行センター(大阪市)の小澤孝幸さん(38)は「今回の事業参加を通して、短期間でより充実した旅行商品ができそう。冬場の長期旅行商品も考えたい」と話していた。