奄美の海、東京で魅力PR 「マリンダイビングフェア」

2023年04月13日

社会・経済 

多くの来場者で賑わった奄美群島観光物産協会ブース=9日、東京の池袋

ダイビング愛好家らが集う「第31回マリンダイビングフェア」(同実行委主催)が7~9の3日間、東京の豊島区で開かれた。奄美群島観光物産協会がブースを設け、群島内5島の観光関係者らが、水中写真や映像などで奄美群島の海の美しさや魅力を来場者に広くアピールした。

 

奄美群島の海は透明度が高く、海洋生物の宝庫としても知られていることから、国内外のダイバーの憧れのエリアとなっている。

 

同協会のフェアへの出展は、こうした奄美の海の魅力を広くPRしてマリンレジャー関係企業とダイビング愛好者との橋渡しを担うとともに、観光客の誘致拡大につなげるのが目的。奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の観光協会職員やダイビング事業者らが参加、それぞれの島の魅力とダイビングスポットなどを解説した。

 

ブースで来場者に対応していた喜界島観光物産協会の田邉大智事務局長は「奄美群島へのアクセスに関する質問が多い。ダイバーからの質問も具体的なものが多く、世界中の海から『お気に入りの海』を探そうという熱意が伝わった」と手応えを語った。

 

会場を訪れた40代女性=東京都=は「他の地域と比べ、奄美のダイビングショップは対応が丁寧で、ツアーの受け入れ回転を早めて稼ぐといった感じではない。ゆっくりと楽しめるのが奄美の魅力」と話した。

 

フェアには国内外のマリンレジャーやダイビングスポットがある自治体の観光協会やダイビング関連企業、ショップなどがブースを出展。会場では新しいダイビング機材の展示や有名なダイバーによるトークショー、海洋環境保護に関する取り組みの紹介などもあり、来場者は環境保護への意識も高めていた。