奄美の黒糖など人気 東京で鹿児島物産展

2021年03月01日

社会・経済 

人気を集めた黒糖の販売コーナー=2月25日、東京・池袋の東武百貨店

人気を集めた黒糖の販売コーナー=2月25日、東京・池袋の東武百貨店

 東京・池袋の東武百貨店で2月25日から、第40回鹿児島物産展が開催されている。奄美群島から18社が参加し、黒糖や黒糖焼酎、タンカンなどの食品類をはじめ、本場奄美大島紬、瀬戸内町産真珠などの工芸品を展示即売し、奄美の魅力をPRしている。3月2日まで。

 

 店頭で黒糖のブロックを大胆に展示し来場者の注目を集めていた島職人工房奄美のブースでは、常田博己取締役(47)がサトウキビの栽培から製糖までの工程を丁寧に来場者に説明。「奄美の黒糖の素晴らしさを1人でも多くの方に届けたい」と積極的に試食販売を展開していた。

 

 黒糖を試食した代の女性は「純黒糖の味と成分に魅力を感じた。価格は張るが、おいしい。味を知ってしまったので後戻りできなくなりそう」と笑顔で語っていた。

 

 会場では、体温測定や手指のアルコール消毒など新型コロナウイルス対策も実施。東武百貨店広報課の本村早苗課長は「物産展は例年、通路が密になるほど来場者でにぎわうが、今年は来場者と出展者の安全・安心を最優先に取り組んでいる。旅行に行けない方に向け、少しでも鹿児島・奄美の気分を楽しんでいただきたい」と話していた。