宇検村が群島トップ 2017年度市町村民所得

2020年04月06日

社会・経済 

 県はこのほど、2017年度の市町村民所得推計結果を発表した。1人当たりの所得は前年度比4・7%増の249万2千円。奄美群島では宇検村の249万4千円が最高だった。対前年度比では宇検村を除く11市町村で前年度を上回った。

 

 県全体の市町村内総生産は前年度より3・1%増えて5兆5044億円だった。県内7地域のうち、熊毛を除く6地域がプラス成長だった。

 

 奄美地域の総生産は4・2%増えて3266億7100万円。第2次産業は製造や建設が好調で25・9%増えた一方、第一次産業は農業、水産業の減少で3・8%減となった。電気、ガス、水道など第3次産業は1・1%の伸びにとどまった。

 

 県との格差は宇検村が100・1%で唯一上回り、和泊町99・0%、奄美市88・6%、知名町88・5%、瀬戸内町87・7%-などだった。

 

 市町村別の増加率は、奄美群島では大和村の11・2%がトップで県全体でも3位だった。次いで瀬戸内町4・3%、和泊町4・0%、天城町3・1%、与論町2・7%-の順に多かった。