就農へ決意新た 今年度は3人が入所 奄美市農業研修生入所式

2023年07月04日

社会・経済 

入所式に臨み、就農への決意を新たにした松元公博さん(左)と、福永大輔さん=3日、奄美市名瀬

就農を目指し、農業の基礎知識や栽培技術などを学ぶ奄美市農業研修生入所式が3日、同市名瀬の農村環境改善センターであった。2023年度の入所生は30~50代の男女3人。2人が名瀬農業研究センター、1人が笠利営農支援センターで2年間の研修に臨む。入所生のうち2人が入所式に出席し、研修を通じたスキルアップと就農への決意を新たにした。

 

23年度の入所生は福永大輔さん(33)=名瀬=と森田舞衣子さん(41)=同=、松元公博さん(59)=笠利=の3人。入所式には、いずれもパッションフルーツ栽培を目指しているという福永さんと松元さんが出席した。

 

宇検村出身の福永さんは名瀬農業研究センターで研修。「農業は初めてだが、研修の2年間で基礎的な技術や知識をしっかりと学んでいきたい」と抱負。

 

笠利営農支援センターで研修を行う龍郷町出身の松元さんは「基本からしっかり学び、品質のいい農作物を作りたい。将来的には奄美市の農作物のブランド価値向上に、少しでも貢献できるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

 

式辞で安田壮平市長は「大いに学び、さまざまなことにチャレンジを」と激励した。