物産展で奄美をPR 千葉の東武百貨店船橋店

2021年07月24日

社会・経済 

笑顔の接客で島の魅力を伝える沖永良部島のブース=21日、千葉県船橋市

 千葉県船橋市の東武百貨店船橋店で20日から、第5回奄美・沖縄物産展が開催されている。奄美からは、ぐーんと奄美(奄美群島観光物産協会)のほか15社が出展。今が旬のマンゴーが人気を集めたほか、奄美黒糖焼酎や泥染め衣料品などの販売を通して、奄美をPRした。25日まで。

 

 催事場では新型コロナウイルス対策として、試食や試飲が制限されたものの、奄美のパッションフルーツや栄養価の高い植物として注目されているモリンガの加工品、黒糖、黒糖焼酎、泥染め衣料などの販売が積極的に行われた。

 

 沖永良部島産マンゴーを購入した船橋市の主婦(50代)は「試食はなかったものの、応対した方の丁寧な説明に心を打たれた」と話し、喜界島産のゴマ菓子を10袋まとめ買いした男性(40代)は「ゴマが喜界島の特産品ということは知っていた。離島の生産者が直接販売する貴重な機会。旅行した気持ちになった」と満足げだった。

 

 ぐーんと奄美の有川紋可さんは「百貨店での催事は、新規顧客を獲得し奄美群島の魅力を伝える絶好の機会」と手応えを語った。今回初参加した沖永良部・島の恵み工房の前田勇治さんは「首都圏の消費者の嗜好(しこう)を肌で感じている。島の生産者の真摯(しんし)なもの作りを多くの方に確実に伝えたい」と期待を込めていた。