甘酸っぱい味覚が好評

2014年06月29日

社会・経済 

鹿児島市内の量販店で開かれた瀬戸内町の「皇室献上」パッションフルーツの販売促進フェア=鹿児島市皇徳寺台2丁目

鹿児島市内の量販店で開かれた瀬戸内町の「皇室献上」パッションフルーツの販売促進フェア=鹿児島市皇徳寺台2丁目

 【鹿児島総局】パッションフルーツ(トケイソウ)の「皇室献上」産地として地域ブランド化を推進している瀬戸内町の町パッションフルーツK―GAP(かごしまの農林水産物認証制度)推進部会と町農林水産課は27、28の両日、鹿児島市の山形屋ショッピングプラザ皇徳寺店と町が天文館に開設しているアンテナショップのせとうち町物産館で販売促進フェアを開催した。
 町農林水産課によると、同町では1998年以降にハウス施設が導入されると、パッションフルーツ栽培が急速に普及。新規参入者も多く、現在では栽培農家24戸、面積も2・1㌶に拡大した。2006年には宮内庁から「皇室献上」の使用許可を受け、今月17日にはK―GAPにも認証された。
 鹿児島市の量販店での販売促進フェア開催は初めて。山形屋ショッピングプラザの会場には、K―GAP推進部会の宮原仲清代表(64)=同町西古見=と町果樹部会パッションフルーツ専門部会の武富光則部会長(56)=同町阿木名=も生産者代表で参加し、2会場計で90㌔分のパッションフルーツを持ち込んだ。
 糖度が17度を超える完熟パッションフルーツの甘い香りが漂うフェア会場では、来店者が次々と試食を楽しんでいた。中には「甘酸っぱいので妊娠中の妻のためにちょうどいい」と買い求める男性もいたという。