紬の魅力幅広い世代に 反物や小物を販売 大島紬とふれあいの会

2018年04月04日

社会・経済 

大島紬の魅力を知ってもらおうとイベントを企画した織元のメンバー=3日、鹿児島市

大島紬の魅力を知ってもらおうとイベントを企画した織元のメンバー=3日、鹿児島市

 本場大島紬の織元有志8社でつくる「鹿児島ひっとべの会」が3日から鹿児島市の天文館菓々子横町で「大島紬とふれあいの会」を開いている。反物約300点や創作小物を販売。県内の高校生が考えた図案のデザイン画も展示している。

 

 イベントは幅広い世代に紬の魅力を知ってもらおうと、今年で5回目を迎える。デザイン画は17校から320点が集まった。小物類は普段使いできそうな財布や名刺入れのほか、端切れで作ったお手玉や龍郷柄をあしらった日傘を飾った。

 

 小銭入れを買った中村克利さん(72)=鹿児島市=は「きものは着る機会が少ないが、小物ならいろいろと楽しめそう」。山口洋一会長は「大島紬が伝統工芸品だということを知らない若者も多い。まずは知ってもらう機会になればと企画した」と話した。

 

 入場無料、8日まで(午前10時~午後6時)。最終日は午後4時に閉場する。