紬グランプリに興紬商店  翔けあまみはたけがわ織物、大島紬産地まつり審査会

2018年02月15日

社会・経済 

紬グランプリ最優秀賞に選ばれた興紬商店(上)と、翔けあまみ最優秀賞の竹川絹織物の製品=14日、奄美市

紬グランプリ最優秀賞に選ばれた興紬商店(上)と、翔けあまみ最優秀賞の竹川絹織物の製品=14日、奄美市

 第35回本場奄美大島紬産地まつり(同実行委員会主催)の審査会が14日、奄美市名瀬の本場奄美大島紬会館であった。最優秀賞は「2018本場奄美大島紬グランプリ」が興紬商店(絵羽部門)、公募図案に基づく製品づくりの技術を競う「第29回翔(はばた)けあまみ」はたけがわ織物の製品が選ばれた。17、18の両日に各部門入賞作品を一般公開し、19日に表彰式を行う。

 

 本場奄美大島紬グランプリは8部門に前回より42点少ない82点、翔けあまみは2点多い9点が出品された。工程別の製造技術を審査する「第20回地球印競技会」には82点(紬グランプリと共通)の出品があった。

 

 流通を含めた紬の関係機関や行政の担当者など18人が市場性や色彩性、デザインなどを基準に審査。審査員を務めた県大島支庁総務企画課の徳永嘉美技術主査は「高い技術の製品が見られ、物づくりへの意識の高さを感じる」と評価した一方、出品作品全般については「製品間でレベルの開きが大きいように感じる」とも話した。

 

 紬グランプリ・翔けあまみの最優秀賞以外と、地球印競技会の入賞者は後日掲載。

翔けあまみ最優秀賞(竹川絹織物) 丸山