郷土愛する人材の育成を 和泊町 地域おこし協力隊に谷口さん任命

2021年11月09日

社会・経済 

和泊町地域おこし協力隊に任命された谷口さん(右)=8日、和泊町役場

  和泊町地域おこし協力隊の任命式が8日、町役場であり、和歌山県出身の谷口勇志さん(34)を任命した。谷口さんは「ちむぐくるプランナー」として、郷土を愛する人材を育成する活動を行う。「たくさんの住民と出会い、子どもたちを理解し、周りの人たちと一緒になって活動していきたい」と抱負を述べた。

 

 谷口さんは、大阪府の海運会社を経て、2018年からオーストラリアの大学に在籍。来島前はイギリスに住みながら、同大学の卒業へ向け、会計学を学んでいた。離島での生活を体験してみたいと考え、和泊町が募集していた地域おこし協力隊に応募した。協力隊の活動をしながら、来年上旬の卒業を目指すという。協力隊の任期は、年度ごとの更新制で、最長3年間。

 

 前登志朗町長は「谷口さんには、思い切って自分のカラーを出して頑張ってもらいたい」と期待を寄せていた。