小中学生がプロの技術学ぶ ベイスターズ野球教室に130人 奄美市

2025年02月09日

スポーツ

野球教室でバッティングを教わる中学生=8日、奄美市の名瀬運動公園サンドーム

奄美市でキャンプ中のプロ野球横浜DeNAベイスターズの野球教室が8日、名瀬運動公園であった。奄美大島内の小中学生が練習を通じてプロの考えやトレーニング法を直接教わった。

 

野球教室は同公園のサンドームで中学生51人、総合体育館で小学生83人に分かれて実施された。

 

中学生の部では冒頭で入江大生投手が「寒くけがもしやすいですが、一日楽しんでやっていきましょう」とあいさつ。その後はキャッチボールから始まり、守備、バッティングとグループごとにプロの選手たちのアドバイスを受けながら1時間ほど練習。守備練習で勝又温史外野手はゴロやフライの捕球を指導。「たくさん練習して試合でできるよう頑張って」などと声を掛けた。

 

最後は中学生投手とプロが打席に立って1対1で対決。マウンドに上がった各学校のピッチャーが対戦したい選手1人を指名。打者9人に対して1人1打席の勝負に場内が沸いた。

 

教室の終わりには入江選手が「皆さんが野球の楽しさを忘れず、いつか一緒に野球ができる日を楽しみにしています」とあいさつ。同球団から記念品の贈呈があった。

勝又温史外野手に捕球を教わる中学生=8日、奄美市の名瀬運動公園サンドーム

朝日中2年の登山弦君(14)はプロとの1打席対決で勝又外野手を指名。速球と変化球で三振に打ち取り「日頃磨いている変化球を、自信を持って投げられた。三振を取れてびっくり。普段できないプロの選手と交流し、試合への臨み方など分からないことへのアドバイスをもらって、モヤモヤした部分がすっきりした」と笑顔を見せた。

 

小宿中1年の碩佑眞君(13)もプロと対戦。「スイングが速くて怖かった。みんな体が大きく、スイングスピードを速くする方法などを教わった。トレーニング方法も学べたので日々の自主練習に生かしたい」と話した。