来月、千日前イベント 鹿児島国体奄美市実行委
2020年12月03日
スポーツ
「燃ゆる感動かごしま国体」(鹿児島国体)で相撲競技を開催する奄美市実行委員会(会長・朝山毅市長)は2日、市役所で2020年度総会を開いた。新型コロナウイルスの影響で23年度に延期されたことを受け、来年1月に競技1000日前イベントを実施する。事務局によると、実行委は解散せずに大会まで継続する方針。
鹿児島国体は当初、今年10月に実施予定だったが、感染リスクが避けられないなどの理由から延期された。その後、後続の関係県と調整を重ね、23年に「特別国民体育大会」としての開催が決定した。
新たな鹿児島国体の会期案は9月30日から10月10日まで。近く県実行委員会で審議される。
開催年決定を受けて開かれた市実行委では、朝山会長が関係県への謝意や前日市内で確認された感染事案に触れながら「競技が滞りなく開催される態勢を構築していくことが責務。今一度、立派な大会になるよう努力していきたい」とあいさつした。
20年度事業計画を承認。相撲競技のおよそ1000日前を想定し、来年1月8日に市役所など市内3カ所で記念イベントを開催し、子どもたちが作成した各都道府県ののぼりを披露する。
今後は日本相撲連盟や来年の三重国体などを参考に、新型コロナのガイドライン作成も検討していく。3年後の収束状況が見通せないことから、会場からは中止想定も含めたガイドラインが必要との提案があった。