相撲団体20連覇の金字塔 県体、大島が優勝ラッシュ

2018年09月17日

スポーツ

相撲団体で総合20連覇を果たした大島の選手=16日、日置市吹上浜公園相撲場

相撲団体で総合20連覇を果たした大島の選手=16日、日置市吹上浜公園相撲場

 第72回県民体育大会(県、県教育委員会、県体育協会主催)は16日、県内各地で22競技があった。大島は相撲団体で20連覇を果たし、女子ソフトボールで5連覇を達成。女子カヌーで2連覇を飾るなど活躍が光った。

 

 相撲団体は1チーム3人のリーグトーナメント戦。少年、青年、一般の3部門の合計で総合成績を競う。

 

 大島は少年の部の先鋒・行大成(16)、中堅・松元亜斗夢(17)、大将・伊波興輝(17)の3選手が予選から決勝まで全戦全勝。県本土の高校で力をつけた若手が原動力になった。

 

 青年も勝負どころで強さを発揮し、優勝を引き寄せた。一般は準決勝で曽於に敗れたが、肝属との3位決定戦を制して意地を見せた。

 

 20連覇はチーム一丸で打ち立てた金字塔だ。大会前に強化合宿を重ねて士気を高めた。大庭勝利総監督(53)は「20年ほど前に19連覇を果たしていたが、翌年に途切れてしまった苦い経験がある。それだけに喜びは大きい。選手が頑張ってくれた」とねぎらった。

 

 目標の3部門完全制覇には届かなかったが、チーム最年長の大山隆盛主将(35)は「来年も出場のチャンスがあれば、力をつけて大会に戻ってきたい」と意気込んだ。