シドニー五輪メダリストが水泳教室  笠利町のB&Gプール

2019年05月14日

スポーツ

児童生徒に指導する五輪銀メダリストの中村さん=12日、奄美市笠利町

児童生徒に指導する五輪銀メダリストの中村さん=12日、奄美市笠利町

 2000年シドニーオリンピックの水泳銀メダリスト中村真衣さん(39)を招いた水泳教室が12日、奄美市笠利町のB&Gプールであった。奄美大島のスポーツ少年団などから小中学生約70人が参加。児童生徒はキックや手のかきかたなどを五輪メダリストから直接学び、夢を膨らませた。

 

 中村さんは新潟県出身。シドニー五輪の女子背泳ぎ200㍍で準優勝し、女子4×100㍍リレーでも3位に入賞した。水泳教室は、同プールのリニューアル式典に合わせて奄美市教育委員会などが開いた。中村さんの奄美来島は初めて。

 

 中村さんは模範演技を見せた後、児童らのバタ足やクロールのキックなど確認し、補助しながら指導した。学習の締めくくりとして参加者全員で背泳ぎで25㍍を泳いだ。中村さんは最後に①何事にも挑戦すること②つらいときこそ笑顔で③あいさつができる人になってほしい―と参加者にエールを送った。

 

 伊津部小6年の前山天海さん(11)は「姿勢や手のかき方など分かりやすくて勉強になった。いつもはバタフライを中心に練習している。機会があればまた背泳ぎにも挑戦したい」と話した。