パリ五輪へ向け合宿 男女3選手ら7人が初来島 近代五種ナショナルチーム 徳之島

2024年03月07日

スポーツ

初の合宿で来島した近代五種のナショナルチーム=6日、徳之島空港

オリンピック競技「近代五種」のナショナルチームが6日、合宿のため空路で徳之島入りした。同競技チームの徳之島合宿は初めて。徳之島空港(天城町)の空港ロビーで町関係者による歓迎セレモニーがあり、チームへ町内産のサワーポメロ5キロが贈られた。合宿は12日まで。

 

近代五種は射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニングと異なる5種目に挑む競技。今回は大久保譲監督(39)=警視庁=とパリ五輪出場が有力視される男女の選手3人、コーチら計7人が来島した。

 

大久保監督は競技について「性質の全く異なる5種目に1日で挑むため、精神的、肉体的に追い込まれた中での集中力が求められる」と説明。「世界のトップクラスはランニングが強い。徳之島で走り込んで海外勢に負けない足をつくる」と目標を掲げた。

 

徳之島への来島は初めてという佐藤大宗選手(30)=自衛隊体育学校=は、「練習に最適な暖かさ。しっかり走って泳いで心も体も鍛えたい」と笑顔を見せ、「パリでメダルを取って徳之島へ再来したい」と世界の舞台での活躍を誓った。