プロの技、直接学ぶ 阪神・近本選手が野球教室 与論町

2023年01月20日

スポーツ

野球教室で近本選手と一緒に記念撮影する参加者=15日、与論町(提供写真)

【沖永良部総局】プロ野球阪神タイガースの近本光司選手を招いた野球教室(与論町軟式野球連盟主催)が15日、与論町総合グラウンドであった。島内のスポーツ少年団、野球部所属の小中学生19人が参加。プロ選手の打撃や守備を直接学び、目を輝かせていた。

 

近本選手は自主トレのため、10日から沖永良部島に滞在。与論島での教室開催は初めてで、会場には教室参加の子どもたちのほか、多くの島民が見物に訪れた。

 

教室は近本選手の自主トレを約1時間見学した後に始まり、参加者は小学生と中学生に分かれて近本選手とトレーナーから交互に指導を受けた。近本選手からはキャッチボールやノックで守備の基本を学んだ。

 

後半は小学生投手、中学生投手、社会人投手がそれぞれ投げ、近本選手が打席に入って対戦する場面も。質問コーナーでは子どもたちから「打席に入るときの甲子園球場の雰囲気は?」「すごいと思う投手は?」「盗塁で心掛けていることは?」などの質問があった。

 

参加した上原直太郎君(12)=与論小6年=は「プロ選手の打撃や守備を間近で見ることができ、勉強になった。ゴロを捕るときはボールのお尻を見ろと教えられた事が印象に残った」と感想を話した。

 

16日には近本選手が与論町役場を表敬訪問。試合で実際に使用したスパイクやサインを寄贈した。