仲間と別れ、活躍誓う ソフトバンク大野投手 大島高校卒業式

2023年03月01日

スポーツ

甲子園出場記念碑の前に集う野球部の卒業生=28日、奄美市名瀬の県立大島高校

昨春、奄美から2度目の甲子園出場を果たした大島高校野球部の3年生が28日、卒業式を迎えた。プロ野球ソフトバンクホークスにドラフト4位で入団した大野稼頭央投手(18)も出席。「日本を代表する投手に」と活躍を誓った。

 

大野投手は1月5日に奄美を離れ、新人合同自主トレや春季キャンプに参加。約2か月ぶりに同級生と顔を合わせ、式後は記念撮影やアルバムへの寄せ書きをしあって高校生活最後の一日を楽しんでいた。

 

大野投手とバッテリーを組んでいた西田心太朗さん(18)は「離れて寂しかったので、久しぶりに会えてほっとした。もう一回ボールを受けたいなという気持ちになった。自分も大学で活躍できるように練習を頑張りたい」。

 

大野投手とは小学校からチームメートだった竹山陸斗さん(18)は「ずっと一緒だった稼頭央がプロで頑張っている話を聞けてうれしい。自分の夢は消防士。稼頭央に負けないくらい頑張りたい」と力を込めた。

 

大野投手は高校生活を振り返り、「すごく濃い3年間だった」と笑顔。「仲間とは離れることになるけど、心では全員つながっているので、いつも通り話して、いつも通り別れたい」と語った。