吉田実代選手の初防衛祝う 沖永良部

2020年01月29日

スポーツ

リング・コスチュームで会場を回り、後援会関係者やファンと記念撮影する吉田選手=27日、和泊町

リング・コスチュームで会場を回り、後援会関係者やファンと記念撮影する吉田選手=27日、和泊町

 沖永良部2世で、ボクシング・WBO女子世界スーパーフライ級チャンピオンの吉田実代選手(31)=EBISUK,S BOX所属=の初防衛を祝う新年会が27日、和泊町内のホテル宴会場であった。地元ファンや後援会関係者など約90人が出席。吉田選手の初防衛を祝い、さらなる活躍に期待を寄せた。

 

 吉田選手は昨年12月31日に東京都大田区総合体育館であった初防衛戦で、挑戦者のWBCアジア同級王者のシー・リーピン選手(中国)を3―0の判定で下した。

 

 新年会ではエイサー演舞などに続き、吉田選手の初防衛戦をDVDで視聴。その勇姿に改めて拍手が送られた。

 

 防衛戦をリングサイドで観戦した沖永良部ボクシング協会の種子島公彦理事長は「身長、リーチで上回る相手に対して接近戦で攻め込み、ダウン寸前まで追い込んだ。吉田選手本人は反省を口にしていたが、私はとても素晴らしい防衛戦だと思った」とたたえた。

 

 吉田選手は「みなさんの応援のおかげで、またベルトを持って島に帰って来られた」とお礼。「(防衛戦は)勝って反省できたことはよかった。次戦はもっと内容をよくしたい。今年は全試合で必ず勝ってまた帰って来ます」と活躍を誓った。

 

 乾杯後、吉田選手は会場のテーブルを回って出席者と談笑したり、記念撮影したりして交流した。吉田実代沖永良部後援会の松元道芳会長は「チャンピオンはまだまだ強くなる。これからも島の皆さんの応援をお願いしたい」と語った。