大島高野球部、鹿児島入り 九州大会向け練習試合も

2021年11月04日

スポーツ

鹿児島実業高校と練習試合を行った大島高校野球部=3日、鹿児島市

 第149回九州地区高校野球大会(鹿児島市、6日開幕)に出場する奄美市の大島高校野球部(塗木哲哉監督)は3日、フェリーで現地入りした。選手たちは早速、鹿児島市内の高校と練習試合を行い、移動の疲れを感じさせない元気なプレーを見せた。

 

 午前8時ごろ鹿児島新港に到着した一行は、その足で鹿児島市の鹿児島実業高校へ。軽いウオーミングアップ後、同10時から午後3時すぎまでに2試合をこなし、攻守で課題を確認した。

 

 途中、登板もあった武田涼雅主将は「朝だけかと思ったが、島より気温が低くて昼でも寒い。調子は悪くないが、短い期間でまだ底上げしないといけない」と話した。

 

 会場では鹿児島南高校と志布志高校のOBが、バナナやゼリーを差し入れ。塗木監督の教え子である志布志高校野球部OBの川添航さん(26)、小原雅貴さん(27)は「応援できればと同窓たちとバット2本を贈らせてもらった。第2の母校のように注目している。公立校の活躍が楽しみ」と期待を寄せた。

 

 大島高校野球部は4日、鹿児島南高校グラウンドで練習を予定。5日は初戦の会場となる鴨池市民球場で公式練習に臨み、6日の本番に備えて最終調整する。