奄美で笑顔の炬火リレー 与論皮切りに群島北上 かごしま国体・障スポ大会

2023年07月25日

スポーツ

トーチを掲げながら、笑顔で走るランナー=24日、与論町麦屋

10月の燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会(特別国民体育大会・特別全国障害者スポーツ大会)の炬火(きょか)リレーが24日、奄美群島で始まった。初日は与論町で児童生徒を中心としたランナーが炬火や国体旗をつなぎ、大会開催の機運を高めた。

 

コースは同町立長の琴平神社を出発し、同町茶花の旧役場庁舎まで9区間約5・5キロ。高校教諭を含めて52人が参加した。

 

出発式で町岡光弘教育長は「鹿児島国体が成功し、地域それぞれの場所で国体の盛り上がりが広がり、団結と融和と行動につながっていってほしい」とあいさつ。町岡教育長から1区ランナーがトーチを受け取り、リレーはスタートした。

 

午後2時半に出発し、約2時間でゴール。引き継ぎ式が行われ、国体旗などが次の炬火リレーが開催される知名町へ渡された。

 

トーチのリレー=24日、与論町那間

1区でトーチを掲げた平山侑虎君(与論小5年)は「思い出になることをしたいと思って体力づくりも兼ねて応募した。楽しかった」、川畑光麗さん(与論高3年)は「生徒会は引き継ぎしたけど、旧生徒会のメンバーで炬火リレーに参加できてすごく楽しかった」と充実した笑顔で話した。

 

沿道では、保護者や地域住民らがパーランクー(片張り太鼓)や旗、三線などを持って声援を送っていた。

 

奄美群島での炬火リレー日程は次の通り。

▽26日 知名町▽27日 和泊町▽29日 伊仙町▽30日 天城町▽31日 徳之島町▽8月2日 瀬戸内町▽3日 大和村▽4日 宇検村▽6日 龍郷町、奄美市▽8日 喜界町