春季キャンプ初の週末 島外ファンも駆け付ける 横浜ベイスターズ

2024年02月04日

スポーツ

雨の中、グラウンドの選手たちに視線を向けるファン=3日、奄美市名瀬

奄美市の名瀬運動公園で行われているプロ野球・横浜DeNAベイスターズの春季キャンプは3日、初の週末を迎えた。午前中はあいにくの雨模様だったが、島外から駆け付けた熱烈なファンを中心に、カメラのファインダー越しに選手を追う見物客の姿が見られた。

 

同球団の春季キャンプは、沖縄県宜野湾市(A班)と奄美市(B班)の2拠点に分かれて実施している。

 

3日午前中、選手らはウオーミングアップをした後、野手は球場でキャッチボールと、コーチのノックによる守備練習。雨脚が強まると屋内へ移動し、ピッチングマシンを使った打撃練習などを行った。投手陣の一部はブルペンに入り、捕手を座らせて投球練習に励んだ。

 

この日は休日を利用し、島外から駆け付けたファンも多かった。ファン歴60年という神奈川県の野本晃さん(67)は今回が初来島。「奄美がベイスターズのキャンプ地となり、以前から1度は訪れたいと思っていた。やっぱり温かいですね」と笑顔。

 

ファン目線でのキャンプの楽しみについては「どの若手が台頭し、シーズン中、1軍へ上がってくるか。そうした予想も楽しい。個人的には森下(瑠大)投手に期待したい。それからベイスターズ版二刀流の武田(陸玖)選手がどこまでやれるか、奄美の皆さんもぜひ注目して」と熱く語った。

 

奄美でのキャンプは25日まで。期間中、島内の小中学生を対象とした野球教室なども開催される。