19歳永田さん、プロサーファーに 奄美から4人目 8歳から始め夢叶える

2021年11月09日

スポーツ

プロサーファーの認定を受けた永田理人さん=4日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の永田理人さん(19)がこのほど、日本プロサーフィン連盟(JPSA)からプロサーファーの認定を受けた。奄美では4人目のプロとなった永田さん。現在はアルバイトをしながら、プロとして活躍できるよう練習に励んでいる。

 

 永田さんは、サーフィンが趣味の父・彰さん(45)の影響で8歳からサーフィンを始めた。早朝や学校から帰った夕方に龍郷町の手広海岸へ出掛け、親子でサーフィンに親しんだ。プロを目指して本格的に取り組み始めたのは高校生の頃。毎日の練習の中で、波の頂上でサーフボードの角度を変える「オフザリップ」や波の上で跳ぶ「エアリバース」などの技を磨いた。

 

 プロサーファーに認定されるには、トライアルと呼ばれるアマチュア予選で上位に入り、プロが参加する本戦でも一定の成績を収める必要がある。永田さんは10月18~21日に千葉県の鴨川で開催された大会に出場。トライアルで2勝、プロ本戦で1勝を飾り、晴れてプロサーファーとなった。

 

 プロ公認を獲得し「やっとスタートラインに立てた」と永田さん。「応援してくれた家族、島のサーファーやスポンサーに感謝している。島の人たちから応援される選手になりたい」と話した。父の彰さんは「小さい頃から一緒にサーフィンをしてきた。プロになるという夢がかなって良かった」と喜んだ。

 

 プロとして初めて出場するのは、15日に愛知県で開催される大会。21日には奄美大島の大会でエキシビジョンも行う。永田さんは「今後は難易度の高い技を繰り出し、攻めのサーフィンをしたい。国内外の大会で経験を積み良い成績を残したい」と目標を語った。

サーフィンの練習に励む永田さん(提供写真)