20年国体炬火リレーを天城町の本番コースで

2019年10月26日

スポーツ

「燃ゆる感動かごしま国体」のトライアスロン競技実施に向けた天城町実行委員会常任委員会=25日、天城町役場

「燃ゆる感動かごしま国体」のトライアスロン競技実施に向けた天城町実行委員会常任委員会=25日、天城町役場

 2020年に鹿児島県で開催される第75回国民体育大会(愛称「燃ゆる感動かごしま国体」)のトライアスロン競技に向け25日、天城町実行委員会(会長・森田弘光町長)の常任委員会が同町役場であった。20年8月に県内43市町村で開催予定の国体炬火(きょか)リレーについて、同年10月の大会本番で選手がバイク、ランを行う5・35キロのコースを使用する地元案を承認。リレー終了後には炬火イベントも行い、本大会へ機運を高めていくことを確認した。

 

 炬火リレーは20年8月11~31日まで薩摩、大隅、離島の3コースで実施する。離島コースは11日の与論町を皮切りに、奄美群島12市町村を含む18市町村が参加。徳之島の3町は伊仙が14日、天城は16日、徳之島町は17日に行われる。

 

 天城町の案はトライアスロン競技が開催される同町松原漁港を発着点とする全10区間。16日夕方に予定されているあまぎ祭のパレードに、リレーランナーが参加する炬火イベントも実施する。各市町村のコースは県が地元案を参考として、同年3月に決定して公表。その後、ランナーの公募を開始する。

 

 今年11月17日に開かれるリハーサル大会は今月10日現在、全国各地から男女合計37人がエントリーしている。成年女子は午前9時、同男子は午後0時半にスタート。コース周辺の8カ所で、午前8時半~午後3時半まで通行規制を行う。

 

 かごしま国体は20年10月3~13日、「熱い鼓動 風は南から」をスローガンに県内各地で展開される。トライアスロン競技は天城町松原漁港を発着点とした特設会場でスイム1・5キロ、バイク42・5キロ、ラン10・7キロを行う。同年10月4日に本番を迎える。

 

 奄美群島では同町のほか、奄美市で相撲競技、知名町でパワーリフティング(公開競技)が行われる。