Vリーグ選手と交流 元日本代表・石井優希さん来島 小中高生指導に汗 徳之島

2023年07月17日

スポーツ

子どもたちと手の大きさ比べをする元バレーボール女子日本代表の石井優希さん(右)=16日、徳之島町体育センター

Vリーグの選手を招いたバレーボール教室が16日、徳之島町体育センターであった。サントリーサンバーズ、東レアローズの選手・スタッフと元女子日本代表の石井優希さん(32)ら計14人が来島。島内の小中高生約120人の指導に汗を流した。

 

石井さんは岡山県出身。180センチの長身を生かしてウイングスパイカーとして活躍。2016年のリオ五輪、21年の東京五輪で日本代表を務めた。今年6月に久光スプリングスを引退して現役を退いた。

 

指導の合間に石井さんは子どもたちに囲まれ、「身長を伸ばすにはどうしたらいいですか」などと質問攻めに。石井さんは「好き嫌いしないで食べることと、ぐっすり眠ること。私は今でも睡眠時間は長いよ」などと交流を楽しんでいた。

 

徳之島は初めてという石井さんは「島の子どもたちは明るく積極的に話し掛けてくれるし、指導の際にもキラキラとした純粋な気持ちが伝わってくる」と話し、「現役は退いたが、バレーを通じて少しでも島の子どもたちのためになれたらうれしい。また来島したい」と笑顔を見せた。

 

同教室は大阪市で飲食店を営む福山泰司さん(64)=伊仙町阿三出身=が2014年から始め、今年で10年目。福山さんは「古里の子どもたちにも本物を見てもらいたいと思って始めた。今後もスポーツを通じて島の子どもたちに元気と夢を届けたい」と思いを語った。