放置すればクロウサギ絶滅
2015年03月06日
自然・気象
「希少種とノネコ・ノラネコシンポジウム」(環境省主催)がこのほど、東京・千代田区の一橋大学講堂であった。基調講演した独立行政法人・森林総合研究所の山田文雄特任研究員は「現状のままノネコ・ノラネコを放置すれば、徳之島のアマミノクロウサギはあと3年(試算)で絶滅する。感染症・トキソプラズマの感染源ともなっている。早急な対策を講じてほしい」と警鐘を鳴らした。法的対策措置が講じられなかった2015年までの10年間を「空白の10年間」と位置付け、ノネコ・ノラネコ対策への認識が薄かった環境省などに反省を求めた。