「学士村塾」閉講式 徳之島町

2018年03月12日

子ども・教育

式典に出席した児童生徒ら=11日、徳之島町生涯学習センター

式典に出席した児童生徒ら=11日、徳之島町生涯学習センター

 徳之島町の小中学生を対象にした「学士村塾」(町教育委員会主催)の閉講式と教育賞授賞式が11日、町生涯学習センターであった。式典では皆勤賞と精励賞、努力賞が授与され、出席者は学力向上へ誓いを新たにした。

 

 学士村塾は「天井の梁(はり)が映るほど薄いお粥(かゆ)をすすってでも子どもの教育に力を入れた」という「ヤンキチシキバン」の精神のもとで、「学士村」と呼ばれるほど各界に多くの人材を輩出した教育風土を再興しようと2009年度に始まった。

 

 本年度の受講者は延べ203人。土曜授業のある第2週以外の土曜日に7地区、平日の放課後に4地区で教職経験者らが授業を実施した。

 

 式典で秋武喜一郎教育長は「学力は人生の扉を開けるマスターキー。子どもたちが将来の目標達成を目指して勉学に励み、徳之島町がこれからの時代の学士村になることを期待する」と式辞を述べた。

 

 出席した受講生らは「先人の生き方を学び、勉学に励む」など10項目の塾生憲章を斉唱。学士村塾の皆勤賞22人、精励賞35人、努力賞17人のほか、学力向上対策試験の成績優秀者と小、中学校9年間の皆勤賞の表彰があった。