懲役20年の有罪判決/鹿地裁、奄美市女性殺害事件

 2015年12月に奄美市名瀬の無職山田恭子さん=当時(67)名瀬小浜町=を殺害し、山中に埋めたなどとして殺人と死体遺棄、窃盗の罪に問われた同居人の無職吉田博★被告(67)=名瀬小浜町=の裁判員裁判の判決公判が28日、鹿児島地裁であった。冨田敦史裁判長は弁護側の無罪主張を退け、懲役20年(求刑懲役25年)を言い渡した。

 冨田裁判長は判決理由で「強固な殺意に基づく犯行。被告は被害者の頭を壁や床に複数回打ち付けた上、強い力で浴槽の湯水に顔を押し付けたと考えられる」と述べた。さらに「親族の莫大な財産が手に入る」といううその発覚を恐れ、犯行に及んだと指摘した。
 判決によると、吉田被告は15年12月13日ごろ、山田さん宅の浴室で山田さんを溺死させ、知人男性(43)=死体遺棄罪で有罪確定=と共謀して名瀬の山中に埋めた。山田さんのキャッシュカードを使い、現金計73万円を引き出した。